リイド社『ゴルゴ13』135巻「ダブル・ミーニング」「列島油濁包囲網」「一年半の蝶」「ODA異聞」の主な見所(ストーリー、依頼人、ターゲット、セリフ)を紹介します。
「ダブル・ミーニング」
ストーリー:アメリカ製の戦争映画制作には「ある目的」が・・・。
依頼人
CIA
ターゲット
フィル・ボイスコフ大統領補佐官
セリフ
依頼人の事を調べるのが、常だ・・・
(感想)
国際紛争のウラを描いたエピソード。CIAが入手したフィルム。それには映画に隠された秘密が。しかし、ロケットランチャー攻撃で証拠が失われ、CIAエージェントのミンスキーも狙撃されて死亡。CIAの依頼で一連の出来事の黒幕と狙撃手を始末することになったゴルゴ。どんな仕事になるか? 見所は、米軍主導のプロパガンダ映画、ボイスコフ(映画を悪用して何を企んでいるのか?)、カヤック(狙撃者。腕が良く、手回しもいい)、CIAの依頼、イスラエル開発の狙撃兵探知装置&日本のニセ商社マン(ゴルゴ)、撮影本番での「カヤック vs. ゴルゴ」。なかなか面白いエピソード。プロパガンダ映画といい、マインドコントロールといい、「人を操るテクニック」を悪用しようとする話は映画やこのシリーズでもおなじみ。プロパガンダに力を入れるアメリカ。しかし、今は情報化社会で人々もあまりダマされなくなってきている。強引に洗脳しようとするのはムダなような気がする。「静かに洗脳する、煽る」のが現在では主流のようだ。
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「列島油濁包囲網」
ストーリー:原油タンカーが操られ、原油流出の危機。
依頼人
アメリカ
ターゲット
タンカーのバルブ
セリフ
無し
(感想)
危ういシステムを描いたエピソード。重油流出といったタンカー事故が頻発した過去。それは「GPS衛星の誤作動」によるもの。それを知ったアメリカ・ペンタゴンのジェフとナタリーはタンカーを操って石油会社を脅迫するが、その結果は? 見所は、ジェフの脅迫、アメリカ軍出動、FBIの捜査、原油流出の危機、「タンカーの構造」についての解説、ゴルゴの狙撃。大型タンカーが破壊されて全ての原油が流出すると日本の海は死ぬそうだ。いつかそうなるかも。
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「一年半の蝶」
ストーリー:ゴルゴが条件付きの依頼を引き受ける。
依頼人
カール(化学プラント会社社長)
ターゲット
カールの父(会長)
セリフ
俺は蝶などになんの興味もない・・・
(感想)
希少な昆虫を描いたエピソード。一年半前、カールから「条件付きの依頼」を引き受けたゴルゴ。ある少年が作り出した珍しい蝶を高額で入手。蝶を使って何をするつもりなのか? 見所は、ゴルゴと女、少年(ナマイキ)、プラントによる環境破壊&ドイツのエコロジスト、暗殺。「蝶」と「女」が見せ場のエピソード。わざわざ蝶を高値で買う必要は無かったと思うが、作者は「希少な昆虫」について描きたかったのだろう。
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「ODA異聞」
ストーリー:日本の途上国援助をめぐって陰謀が・・・。
依頼人
フェルナンドブランコ(経済企画大臣)
ターゲット
?
セリフ
すぐにここを離れろ。
(感想)
何かとワケありな日本の対外援助を描いたエピソード。中米バルボア共和国に資金援助する日本。一方、「グレースマイン社」なる企業がバルボアの小さな村にある銅鉱山の利権を狙う。政府軍を警戒する武装集団、日本の通信社社員、そしてゴルゴ。彼らはどう関わるのか? 見所は、ODA(政府開発援助)のウラ、日本の通信社社員(梶本と女。梶本は以前にもゴルゴを目撃している。『ゴルゴ13』131巻「両洋の狭間に」)、バルボアの村長、日系人キジマ(日本に恨み。ODAに関して何やら企み)&20年前の出来事、キジマの女、依頼人とゴルゴの会話、坑道での出来事。
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