リイド社『ゴルゴ13』133巻「黒い記憶」「戦域ミサイル防衛TMD幻影」「総統の揺りかご」の主な見所(ストーリー、依頼人、ターゲット、セリフ)を紹介します。
「黒い記憶」
ストーリー:画期的な新薬が開発されたが、それを快く思わない者が・・・。
依頼人
テッド・アンダーソン(ボストン医科大学の学長)
ターゲット
?
セリフ
日々、莫大なカネと引き換えに・・・
(感想)
医学界の闇を描いたエピソード。シカゴの製薬会社(会長フーバー)が新薬を開発。それは「天才」脳医学者デビッド・マコーマーによるもの。「医学界の秩序・立場」を維持したいアンダーソンがある人物の暗殺をゴルゴに依頼。どんな結果に? 見所は、悪夢を見るデビッド(FBI捜査官だった父が原因)、パトリシア(精神分析医)、「苦い記憶」と脳の関係、ゴルゴを呼び出すデビッド、ゴルゴの狙撃。これはマンガ。フィクション。しかし、このエピソードのアンダーソンのような邪悪な奴が実際にいるのだろうか?
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「戦域ミサイル防衛TMD幻影」
ストーリー:台湾の大物実業家がアメリカとの関係を深めようとするが・・・。
依頼人
孫大儀(台湾の実業家)
ターゲット
中国のスパイ
セリフ
・余計な事だ・・・増額分は返しておいた。
・依頼者が絶対的に求める、技量と、価値観・・・
(感想)
台湾を描いたエピソード。孫大儀はしたたかなビジネスマン。「TMD」(ミサイル迎撃システム)問題で日本を利用し、アメリカとの交渉を有利に進めようとする。しかし、アメリカ帰りの息子は中国と組んで勢いのある台湾のハイテク産業をさらにパワーアップしようとする。中国を警戒する孫大儀はこれに反対し、親子対立。その行方は? 見所は、「孫大儀」というキャラ(大国を相手に知恵で勝負)、香港の白(実業家。孫の息子をそそのかす)、不調のゴルゴ(右手)、孫の娘・明桃、上海での出来事(1967年)、孫のゴルゴへの依頼(中国スパイの排除)、明桃の恨み、ゴルゴの作戦。治っていなかったゴルゴの右手(持病)、ゴルゴの名セリフにも注目されたい。
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「総統の揺りかご」
ストーリー:ナチズムを信奉する科学者があの男のクローンを製造しようとする。
依頼人
エヴァ(製薬会社の科学者)
ターゲット
タンクのバルブ
セリフ
冷静になれ・・・静かに話すのだ・・・
(感想)
狂信者を描いたエピソード。ナチズムの科学者ダニエル・ドッジがヒトラーのDNAを入手。ヒトラーのクローンを製造して「アメリカの強いリーダー」に育てる計画。その結果は? 見所は、ゴルゴにからむ三人組(「黄色い猿」呼ばわり)、ドッジの野望(ヒトラーのクローンをアメリカのリーダーにしよう、というアイデア。もし実現したら、どうなるだろう?)、難しい狙撃、液化酸素。『ゴルゴ13』シリーズには時折ナチスの話が出てくる。社会が不安定になれば、またファシズムが台頭するのだろう。
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