リイド社『ゴルゴ13』108巻「白い皇軍」「アッシュ最良の日」「潮流激る南沙―G資金異聞―」の主な見所(ストーリー、依頼人、ターゲット、セリフ)を紹介します。
「白い皇軍」
ストーリー:日本で旧・関東軍がらみの暗殺事件が発生。
依頼人・ターゲット
?
セリフ
あんたの商売にも差し障りがあるだろう・・・?
(感想)
戦時中の出来事がテーマのエピソード。日本で暗殺事件。被害者は旧・関東軍の関係者。公安が調査し、ある武器商人に行き当たる。事件の真相は? 見所は、満州の関東軍(満州に逃れてきたロシア人で部隊編成。その教官ナゴーレンは怪しい奴)、戦後のナゴーレン(名を変えて日本に住む)、日本で労働するドイツ人カール(チンピラを軽く制圧する凄腕)、「ナゴーレンのボディガード vs. カール」、ゴルゴ登場。「戦時中の日本」がテーマということで、また「ゴルゴのルーツ話」かと思ったらそうではなかった。絶妙のタイミングで登場するゴルゴに注目されたい。
--------------
「アッシュ最良の日」
ストーリー:ゴルゴが「ある目的」のため、ボロアパートに住む売れない芸術家に接触。
依頼人
犯罪組織の者
ターゲット
犯罪組織の者
セリフ
なぜだ・・・?
(感想)
ゴルゴが豪快な仕事をするエピソード。売れない芸術家アッシュ。ボロアパートに住み、家賃をためている状況。そんな(「いつかは売れる」と勘違いしているマヌケな)アッシュをゴルゴが訪ねる。一体何のために? 見所は、アッシュとかいう奴(芸術の才能があると思い込んでいる厄介な奴)、ゴルゴを脅そうとする黒人のチンピラ(バカ)、ボロアパートのオーナー(アッシュにウンザリ)、銀行に現れた犯罪組織の男、ゴルゴの狙撃、依頼主との会話。一発の狙撃のため大金を使うゴルゴ。その豪快さと対比するアッシュの勘違いぶりが楽しいエピソードです。
--------------
「潮流激る南沙―G資金異聞―」
ストーリー:南沙諸島の原油開発をめぐって「ある組織」がゴルゴの名を利用しようとする。
依頼人・ターゲット
今回は狙われる立場
セリフ
・会いたい、というメッセージだろ、これは・・・
・愚かな連中だ・・・
(感想)
時の流れを感じるエピソード。南沙諸島は石油をめぐって各国が領有権を争う地域。「領有権を獲得した国にゴルゴが投資する」というウワサ。その「G資金」について関心を持つ日本の丸菱物産がゴルゴの意図を探ろうとする。かつて丸菱にいた藤堂(『ゴルゴ13』54巻「穀物戦争 蟷螂の斧」に登場)が依頼を受け、ゴルゴに真相を尋ねるが・・・。見所は、南沙諸島について、藤堂とゴルゴの会話、ウワサについて調べるゴルゴ(ベトナム、フィリピン、南シナ海、インドネシア)、ヒゲで変装するゴルゴ(カッコいい)、アメリカの石油会社、武器商人、国連への寄付金&各国の動揺。スッカリ有名になってしまったゴルゴ。最早「謎の人物」ではない。「G資金」なる話で各国を操ろうとする者まで現れる状況では、これから仕事がやりにくくなるだろう。
--------------
Amazonショッピングサイトのリンクです。

0 件のコメント:
コメントを投稿