リイド社『ゴルゴ13』106巻「オフサイド・トラップ」「直線と曲線の荒野」「血液サンプルG」の主な見所(ストーリー、依頼人、ターゲット、セリフ)を紹介します。
「オフサイド・トラップ」
ストーリー:アメリカが円高を仕掛けて日本を屈服させようとする。
依頼人・ターゲット
?
セリフ
これで充分だろう・・・降ろしてくれ・・・
(感想)
『ゴルゴ13』89巻「BEST BANK」の続き。1993年、急激な円高。これはアメリカ財務次官リプケンと財界のランドルフが組んで投機筋を煽ることによって仕掛けた結果。元・日銀総裁の松下はイラ立ち、四菱財閥の長老である志村は対応に苦慮。アメリカの横暴を抑えたい大蔵省の山崎が松下、志村、大銀行の滝田、ドイツと組んで、ある作戦。その内容と結果は? 見所は、ヒラリー・クリントン(国民皆保険を目指し、国防費削減をアピール)、リプケンと軍需企業「GP」とのつながり、ニューヨークのバスでの出来事(ゴルゴと黒人二人組)、四菱と「GP」の技術交流、議決権と委任状、山崎とリプケンの対話、山崎の狙い、慌てる長老たち、ゴルゴの仕事。それにしてもアメリカの「日本に対する差別心」は凄い。リアリティのあるエピソードだった。
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「直線と曲線の荒野」
ストーリー:ロシアの将軍が新兵器を武器商人に横流ししようとする。
依頼人
ロシア政府
ターゲット
アルバトフ少将(兵器開発所の所長)
セリフ
”できれば”というあいまいな依頼は受けない。
(感想)
新生ロシアを描いたエピソード。ロシアの兵器開発所が閉鎖されることに。そこで開発されてきた技術を売却し、所長のアルバトフ少将を退官させる予定。それに不満のアルバトフはスペツナズの部下アンドレイと共に台湾の武器商人である東に画期的な新型武器を売却しようとするが、その結果は? 見所は、新生ロシア(「ゴルゴ」という「使える武器」を活用)、マクレガー(ロシアで原油開発するアメリカ人。余計なことをペラペラ)、ナターリア(ロシア女。ゴルゴに買われる)、アンドレイ(鍛えられた軍人。ナターリアに相手にされず、怒り心頭)、東(ちっこいオジサン。アルバトフに心の中でバカにされている)、少数民族のデモ(背後にアルバトフ)、警察の手入れ、ゴルゴの作戦、「ゴルゴ vs. アンドレイ」。
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「血液サンプルG」
ストーリー:CIAがゴルゴのルーツを暴こうとする。
依頼人・ターゲット
今回は狙われる立場
セリフ
間違っても・・・俺の血液を
(感想)
おなじみ「ゴルゴのルーツ」を描いたエピソード。ニューヨークのホテルで腸チフス発生。泊まっていたゴルゴが血液検査を受けるが、その結果は? 見所は、シンプソン博士(血液型の権威。血液について解説)&女助手、CIAの作戦&狙い、ゴルゴの狙撃。最後に血液分析の結果が判明。しかし、読者には謎のまま。芸能人のイニシャル・トークみたいに「結局、明らかにされない」のなら読んでいてもあまり面白くない。「ゴルゴのルーツ」エピソードはもう充分だろう。
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