リイド社『ゴルゴ13』29巻「女王陛下の憂鬱」「行方不明のH氏」「スキャンダルの未払い金」の主な見所(ストーリー、依頼人、ターゲット、セリフ)を紹介します。
「女王陛下の憂鬱」
ストーリー:英国で機密流出の危機が起こり、ゴルゴがその容疑者として痛めつけられる。
依頼人・ターゲット
今回は狙われる立場
セリフ
・おれに・・・近づいてきたわけは?
・アングロ・サクソンが考えそうなことだ
(感想)
何らかの目的でロンドンにやってきたゴルゴが誤解されてしまうエピソード。侵入者が英国の機密を写真撮影。MI5による捜索が行われ、ゴルゴを容疑者と決めつけて拷問。その結果は? 見所は、冤罪(ゴルゴの無口さがまねいた出来事、とも言える)、「シャークハンギング」&ムチ女(二人)、MI6のヒューム、反撃、気の毒な姉妹、反英スパイ&出迎えの男女、結末。スパイ組織には必ず裏切る奴がいる、といった教訓が入ったストーリーです。
--------------
「行方不明のH氏」
ストーリー:失踪した大物組合委員長のニセモノを使ってKGBがアメリカへの中傷を企む。
依頼人
CIA
ターゲット
ホッファのニセモノ
セリフ
さんざん長話をしたあげく・・・これからおれのテストが始まるのか?
(感想)
ゴルゴがCIAの依頼を受けるエピソード。デトロイト郊外の森でホッファの遺体を捜す多くの人たち。発見者への賞金は20万ドルだという。ホッファはかつて組合委員長だった男で、資産横領の罪で刑務所へ。マフィアとつながり、かつての子分フィッシモンズと対立するなどワケあり。そんなホッファが消えて、生死不明。その状況を利用しようとするKGB。用意したホッファのニセモノを使ってアメリカを非難する計画。ゴルゴはニセ・ホッファをどう処理するのか? 見所は、ロサンゼルスの「サンセット・バラ園」、スージーという金髪女、ホテルでの爆発、読唇術を使う男(ゴルゴは読唇術は苦手か?)、飛行場での爆発、セスナからの狙撃、後始末。スージーが気の毒な気がする内容です。
--------------
「スキャンダルの未払い金」
ストーリー:西ドイツで新型戦闘機購入をめぐる政治家の争いにゴルゴが巻き込まれる。
依頼人
西ドイツの大物政治家(「閣下」と呼ばれ、反ナチス派だった過去)
ターゲット
閣下の政敵ホルスト・マンハイム
セリフ
・依頼主が、直接話せないような仕事なら・・・なかったことにしてもらおう
・まわりくどい老人の話に、おれは興味がない
(感想)
西ドイツ(NATOに所属)でゴルゴが悪徳政治家の手先になるエピソード。西ドイツでは国土防衛のための新型戦闘機購入の時期には不審死が珍しくないという。リベートを求める政治家が水面下で暗躍。「閣下」がゴルゴを雇い、自身が押すメーカーの戦闘機を国に購入させようと企むが、その結果は? 見所は、政治家の汚さ、閣下の手下フルウールト(元ヒットラー・ユーゲント)、仕事の条件(スキャンダラスな形で始末せよ)、ヘリからの狙撃、ワナ、裏切り者に報復、最後の抵抗。ゴルゴがやや感情的になる内容。「ゴルゴの哲学」にも注目です。
--------------
Amazonショッピングサイトのリンクです。

0 件のコメント:
コメントを投稿