リイド社『ゴルゴ13』1巻「ビッグ・セイフ作戦」「デロスの咆哮」「バラと狼の倒錯」「色あせた紋章」の主な見所(ストーリー、依頼人、ターゲット、セリフ)を紹介します。
「ビッグ・セイフ作戦」
ストーリー:警戒厳重な屋敷に住む元ナチスをゴルゴが始末しようとする。さらに「金庫の中身」を焼却する依頼が追加され・・・。
依頼人
英国諜報部
ターゲット
元ナチスの親衛隊長ベルンハルト&その部下
セリフ
やとい主(雇い主)については一応うたぐってかかるようにしている
(感想)
記念すべき第一巻。要塞のような隠れ家に住むベルンハルトをゴルゴが始末するシーンが見せ場。ゴルゴがブリーフ一丁の姿で登場。「ゴルゴ13」というのはゴルゴが西ドイツの刑務所にいたときに囚人から付けられた「マスコットネーム」とのこと(意味は諸説アリ。カッコいい呼ばれ方で良かった。「ブリーフ男」だったらギャグマンガっぽい。連載もアッサリ打ち切りだったに違いない)。おなじみの「キャラ設定」は一作目からしっかり。ウッカリ背後から近づいた相手は女であろうが反撃。仕事の報酬は全額前払い。仕事の道具はアーマライトM16改良型(「サンプル」として仕事場に郵送)。ただし、この一作目ではゴルゴはよくしゃべる(ニヤリと笑うシーンも)。見所は、暴行&逮捕、ゴルゴの過去の仕事が語られるシーン、反射的に反撃、ホテルを監視するベルンハルトの部下、連絡員「きつつき」、ベルンハルトを始末したい英国側の事情、セスナ機を使った攻撃、潜入作戦&脱出、依頼人の裏切り。
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「デロスの咆哮」
ストーリー:核実験を行おうとするフランス。実験の指揮を執るのは国防長官マクシミリアン。ところが長年に渡って行方不明だった長官の妻子が突然現れる。本物の妻子なのか?
依頼人
フランス
ターゲット
「マクシミリアンの妻子」とされる二人
セリフ
プロは決して自分の手を相手にあずけるようなことはしない
(感想)
マクシミリアンの身を守ろうとするフランス。突然現れたマクシミリアンの妻子を疑う。その始末をゴルゴが引き受けたが、その結果は? 東西冷戦時代のストーリー。ある共産国が手の込んだ陰謀。フランスの政権に打撃を与え、フランスの核配備を妨害するのが目的。ゴルゴが「妻子」が本物かどうかを確認したうえで狙撃しようとするシーンが見せ場。しかし、フランスにワナを仕掛けた敵はプロ。メガネを掛けて偽名を使うゴルゴだが、そんな小細工は通用せず。赤外線装置で見つかってしまったりなどピンチになるシーンも。ゴルゴが「握手をしない理由」を語るシーンもあります。見所は、フィリピン人に変装、ボネ(陰謀の仕掛け人)と対面、赤外線装置(侵入者対策)、捕まって精神錯乱剤を飲まされるシーン&薬が効いて焦るシーン、ボネの真の目的、よくしゃべるボネ(全般的にセリフが多いエピソード)、錯乱するゴルゴ&介抱するマダム、ボネとゴルゴの決着戦。
「バラと狼の倒錯」
ストーリー:女を食い物にする「黄色いバラ」と呼ばれる人物を追って、ゴルゴがイランのじゅうたん製造工場に潜入。
依頼人
コルス・ロドリゲス(娘を「黄色いバラ」に連れ去られた)
ターゲット
「黄色いバラ」
セリフ
ひきうけた仕事はかならずけじめをつける
(感想)
有名な女性、カネ持ちの令嬢をえじきにする謎の人物「黄色いバラ」。この人物に遊ばれた女はみんな行方不明、または死。三万ドルの報酬で「黄色いバラ」の始末を頼まれたゴルゴ。どんな結末になるか? 見所は、報酬三万ドル(現在とは物価の違いはあるが、意外に安い)、情報屋との会話、射撃場でミスター・コルドバ(謎の大物)に接近、船上パーティでの出来事(興奮するカネ持ち連中)、イランに潜入、じゅうたん工場での戦い、遺跡での対決、「黄色いバラ」の正体(ゴルゴが冷や汗をかいたほどの意外さ)。
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「色あせた紋章」
ストーリー:オーストリアとハンガリーの国境にある「ブラディ・ブリッジ」で東西がスパイの交換をしようとするが・・・。
依頼人
?
ターゲット
?
セリフ
プロがプロをやとう(雇う)はずはない
(感想)
ストーリー展開に注目の話。東西冷戦下のスパイ合戦を描いた内容。ネタバレになるため、ターゲットは秘密。主な登場人物は、西側に亡命しようとする者には容赦しないハンガリー秘密警察のセルゲイ少佐。その上官にあたるクリューガー長官。アメリカに拘束された東の諜報員ソーニャ。東に捕らえられたリーベック。ソ連保安部のキニスキー。ゴルゴはスキーでハンガリーに潜入し、秘密警察の大佐に変装。そして最後は激しい戦闘。このエピソードの依頼人、裏切り者は誰なのか? 見所は、ゴルゴのスキーの腕前、ソーニャを脅すCIA、クリューガー長官とゴルゴの会話、結末。
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